プリンチペ・ボルケーゼ
ミニトマト型のクッキングトマトで、イタリア南部では古くからドライトマトにし、年中様々な料理に使っています。火を入れるととても旨味があります。
ボルゲーゼは正式には”Principe Borghese”といい、ボルゲーゼ皇子またはボルゲーゼ大公という意味の名で、イタリア南部において1910年代頃から作られ、個々の農家でその種が何代も受け継がれてきた伝統野菜のような品種です。自家栽培でできた種で翌年も同じトマトが作れます。
イタリアではこのトマトをぶどうの房のように何個も束ねてつるして天日干しし、1年中いろんな料理に活用して食べます。日本ではトマトの天日干しはなかなかうまくいかないので、セミドライにしたりフードドライヤーを使って乾燥させます。