ナス類>しんくろナス、白丸ナス、米ナスなど

ナスの仕立て方は、トマト類に準じます。苗の西側に支柱を立てて、本枝を中心に脇芽3本とともに垂直に縛り上げていきます。


品種。

しんくろナス

埼玉県草加地方で作られた伝統的な中長品種。長卵型でやや小型で 特に色艶がよい。皮は幾分厚く収穫後の傷みは少ない。漬ける、煮る、焼く、など調理の幅が広く、おいしいナス。

 順調に育てば6月末ごろから実が成りはじめ、7月中旬ごろから収穫できます。1015cmくらいに成長したら収穫します。夏の晴天が続く日は株元に水やりをしてもいいでしょう。こまめに収穫するようにすると樹に負担がかからず、樹勢が保たれて長く収穫できます。

 

黄色くなった葉は根元から切り取って処理します。アブラムシやテントウムシダマシなどの害虫が付きやすいので注意して観察してください(テントウムシダマシは葉や実をかじります)。

白丸ナス

果皮は淡い緑色でつやがありやや硬め、ヘタは緑色でやや大きく、果肉は特に柔らかです。草勢強く、大葉で枝も太くて栽培しやすいです。露地栽培でも長い期間よく成ります。

ナス特有のアクは少なく、ソテーや揚げ物にぴったり。バーベキューの時などに輪切りにして炭火で鉄板の上でソテーにするとチーズなしでも本当にとろけるおいしさです。

ローザ・ビアンカ

イタリアの伝統的ななすの一種で「ロッサ・ビアンコ」ともいわれます。

草勢はやや強めで大葉で枝も太く、露地栽培でもよく成ります。白丸ナスよりやや背丈が低く、実が成るまでに多少時間が要りますが、成りはじめればたくさん実をつけてくれます。成り終わりは白丸ナスより少し早めです。

きれいな薄紫色と白をまとった果皮はやや硬めですが、果肉はとてもやわらかくてジューシー。輪切りにしたローザ・ビアンカをそのままシンプルな味付けでソテーにしたり、トマトやチーズをのせてピッツァ風にしたり、食卓の主役になれる存在感抜群のなすです。

 

ブラックビューティー

黒くてつやのあるナスで世界的に人気を誇る品種です。1900年代にアメリカで生まれたといわれ、日本でも広く流通している米ナスはこのブラックビューティーを品種改良して生まれたそうです。

草勢は中程度で大葉、露地栽培でも成りますが、晴天が続いて乾くときは午前中のうちに株元にたっぷり水をやります。白丸ナスよりやや背丈が低く、実が成るまでに多少時間が要りますが、成りはじめればたくさん実をつけてくれます。成り終わりは白丸ナスより少し早め。

濃くてつやのある紫色の果皮にきれいな緑色のヘタが映えます!このヘタが緑色なのが欧米のナスの特徴です。

果皮はやや硬め、果肉もしっかりしていて揚げナスやソテー向き。

 

ジャパニーズピクリング

長さが約40cm以上にもなる細長ナス。鮮やかな薄紫色の果皮で果肉は白くてきれいです。

ジャパニーズとはいうものの、原産地はエジプトに近い西アジアのイスラエルです。

ただ、イタリアナスや米ナスと異なり、日本のナスをもとに作られたことが由来となっています。

草勢はやや強めで大葉で枝も太く、露地栽培でもよく成ります。肉質はとても柔らかく、とろけるような食感。炒め物や揚げ物、焼きナスもとてもおいしいです。漬物としてもとてもおいしく食べることができます。